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えー○○業界のライバル企業 関係者各位
この度御社の競合である□□会社様に
私、近藤が広告担当として携わらせて頂くこととなりました。
そこで誠に無礼を承知で申し上げますが、
約2週間の運用で改善見込みの目処が経った為、
さらに広告費を追加して御社のシェアを奪還させて頂く事と相成りましたので
ご挨拶させていただきます。
今後はこの手を緩める事なく精進する次第でございます。
何卒ご覚悟頂ければ幸いです。
敬具
レアレッジ 近藤裕史
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さて、おふざけはここまでにしまして本題に移ります。
(※上記は記事を見ているあなたに向けて書いたものではなく
とある業界のシェアNo1と言われている方に向けて送る事を想定し、
「生意気な文面を送るとなったらどうするかなー」、と妄想して書かせて頂きましたのであしからずw)
つまり何を言いたかったかと言いますと
とある業界である大きな会社A社さんが年間15億円ほどの売上を上げているらしく、
「この会社、一人勝ちなのか?」という位シェアを取っている所がありました。
そこで私の元に依頼が来て
「そのA社のシェアの1割でもウチが獲得できたら万々歳なので、是非お願いします!」
と依頼があり、今年に入って約2週間で冒頭のような成果を短期間で出す事に成功したので
その事例を簡単に説明します。
ちなみに管理画面のデータはこんな感じです。
【スポンサードサーチ1月20日〜2月1日データ】
(モザイク入れてます。)
(青のラインがCV数で、グレーのラインがCPAです。)
運用当初はCPAは8000円〜1万円ほどを想定しておりましたので
出だしはかなり好調です!
※ちなみにYahoo!スポンサードサーチのみの管理画面データだけでこの成果です。。。
※「たった2週間で何がわかるの?」って人も居るかもしれませんが、
長年の経験上、「あ。これ軌道乗ったな。」というアカウントって感覚でわかります。
この商品は言える範囲で言いますと、とある消耗品の為、
今後リピート強化、LTV強化、アップセル、クロスセル、などを考えると更にすごい事になりそうです!
さて、冒頭でお伝えしましたように、
今後僕が追随の手を休めるつもりは毛頭ありません!
・サーチではあれをして、あれに組み合わせよう。
・Yahoo!だけであの成果だから、AdWordsではあれ使えば広告費倍使ってCV3倍位になるのでは・・!
・YDNであれもして、あの掛けあわせが合うでしょ。てか合わないワケがないし!
・バナーは王道のAと最近調子のいいあの画像BとABテストしたろう。
・そこで成果出たらSNSのあの媒体使えるんじゃ?
・そしてYouTubeのTrueViewでサイトへの1誘導10円集客も合うのでは?
・必殺!タグマネージャーであのセグメントリマーケやったろうか?
など考えるだけで自分の事業じゃないのにやりたい事のアイディアが止まらず、
手が追いつかない状態ですww
クライアントには
【近藤】
「このまま行くと、当初月10万円予定だった広告費が運用2ヶ月目にして月100万超えるかもしれませんがOKですか?」
↓
【クライアント】
「OKです!行きましょう!」
との了解が出たので今月はアクセル全開にしてみたいと思います!
さて、こんな事を記事にすると
●どうせそのうまくいきそうなクライアントは大手グループのお金がある会社なんでしょ?
●すでに実績やシステムなどが完備された10年以上ある老舗の会社でしょ?
●元々そこそこ売れてた会社でしょ?
と感じるかと思います。
いえ、違います。
・ここは社員5名以下のベンチャー会社さんです。
・リスティング運用も今回初めてです。
・「月額広告予算はまずは10万円で利益でそうならドンドンかけます」
というスタンスでした。
サイトも昨年の後半に立ち上げたばかりですし、
「この事業でうまくいけば継続させるし、ダメなら撤退して他の事業を伸ばします。」
という位のいくつかビジネスモデルがあった中のひとつでした。
ではこのクライアントと僕が何をしたのか?
といいますと、実に簡単です。
・サイトを見ただけで「あっちより、こっちの方がいいじゃん。」とユーザーに一目でわからせた事。
「一言でどうすごいの?」をサイト訪問の3秒で優位性を一発で解らせるサイト構成
・リスティングでは勝てるキーワードで石橋を叩きながら進み、
合格ラインが来たので他のキーワードで露出を一気に広げた。
・広告文では○○訴求でライバルと差別化。& 適正順位調整
(絶対1位にするキーワード、2〜3位にするキーワード、あえて5位以下キープのキーワードなど。)
・クライアントには許容CPAを上げて、CPCを上げる事を容認してもらい、
ライバルより高い入札しても費用対効果が合うように、リピート戦略、LTVの重要性の理解のすり合わせ。
(ビジネスセンスのある方なので、すでに熟知はされていましたが。。)
・+αのオプション機能等や他のちょいテクで味付け。
(ここは僕のオリジナルなので関節効果+やりたかっただけ、みたいな。。)
要は
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●サイトのCV率を高めた(最低でも全体平均2%超えるように。)
●キーワードを細かく拾ってきた。(ライバルがまだ2社しか居ないキーワードもあった。)
●絞り込み部分一致などをうまく活用してその後アクセスを広げた。
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というように、
「サイトのCV率」「アクセスの質」「アクセスの量」
の基本的な3つを強化したに過ぎないんですよね。。。
さて、今回のこの件で何が伝えたかったかと言うと、
別に僕の自慢話をしてドヤ顔したい訳ではありません。
昨今、
「リスティング広告はもう停滞期で衰退していく。」
「検索利用者は居なくなる。」
「今はYoutuberだ!SNSだ!アプリだ!」
的な話があったので
「それリスティング広告使いこなしてから言ってる?」という事を伝えたかったのがひとつです。
先日も大阪でセミナーさせてもらいましましたが、
【Search is Dead?】 (検索は死んだ?)
↓
「いやそうじゃない。まだまだまだ主要集客方法のひとつである」
という事で検索の基礎から応用までを話してきました。
僕の持論ですが、
◆【検索利用回数は今後徐々に少なくなる事はあっても、完全にゼロになる事はまだまだまだ先である】
と僕は思っています。
「アプリや動画が伸びているという事は「検索」の代わりになるものが席巻するのでは?」
など色々言われていますが、
正直、テクノロジーはそこまで飛躍的に変化しません。
車だってまだ空飛んでないですし、
リニアモーターカーなんて僕が小学校の頃から
「もうすぐ走る」
「もう技術は完成しているからあとは予算があれば走る」
と「走る走る詐欺」をしてきて、完成予定がまだまだ先の2027年の12年後らしいですし。
(まぁ色んな事情があったのでしょうから、素人の僕がとやかく言えませんが。。)
仮に他の媒体が進化するならば徐々にしますので、常にアンテナを張っていて
次に来そうな広告媒体の情報があるなら、少しずつ試していき、
実体験してみて伸びそうならそちらに徐々にシフトしていけば良いのです。
(いきなり来月にリスティング広告が無くなって、
聞いたことの無い別の広告媒体がガラッと主流に躍り出る事は考えずらいですよね?)
そして万が一リスティング広告やSNS広告などなくなっても
「人」が居て、「商売」「ビジネス」がある限り、
「集客方法」というのは尽きる事は絶対ありません。
(※古くからはエジプト時代から広告はあったようですし。)
という訳で、
リスティングもFB広告も動画広告もひとつのチャンネルでしかないので、
アンテナは常に張り続けて、今できる効果のある検索で「近距離型の打撃」を鍛えて、
「飛び道具」や「間接技」のディスプレイ広告、SNS広告、動画広告のなど媒体を少しずつやってみるのが正攻法だと思います。
【マーケターはミーハーであれ、冷静であれ。】
と、スティーブ・ジョブズの名言風に無理矢理まとめさせてもらい
終わりにします。
ではまた次回!
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PS
ここ2ヶ月間は、以前から会いたかった経営者の先輩方に会う機会が多かったのですが、
様々な話を聞いているとまさに、
「おお!それ面白そう!」「絶対その需要あるじゃん!」とミーハー感満載な自分がいます。。
しかしその「アンテナの感度」は絶対経営者としては必要なので、
多少ミーハーになりつつもやはり冷静な視点も合わせて、
「手堅く、かつ時には大胆に」をモットーにビジネスを育て上げて行こうと決心した2015年初頭でした。